⑨現代建築
アール・ヌーボー
１８８０年頃になると、新古典主義やリバイバル建築と全く発想の異なる芸術が生まれました。「アール・ヌーボー」フランス語で「新しい芸術」という意味です。これまでの建築は殆ど石が使われていました。１９世紀末イギリスでの産業革命がおき、機械工業の発達によって高価な鉄やガラスが安価に大量に手に入るようになりました。そこで新しい芸術スタイルが生まれました。花や植物などのモチーフや曲線を組み合わせた芸術、アール・ヌーボーです。万国博覧会がロンドン、パリで開催されヨーロッパから世界へと広がりました。ガラス工芸から絵画、ポスター、建築にも広がっていきました。
エミール・ガレの花瓶	ミュシャのステンドグラス	パリ、メトロの入口

オーストリア　　　ウイーン	カールスプラッシュ駅
イギリス　グラスゴー	マッキントッシュ・ハウス

スペインの建築（モデルニスモ）
バルセロナの建物は曲線や華やかな装飾性などアール・ヌーボーの特徴を持つことから、カタルーニャ版アール・ヌーボー(モデルニスモ)と呼ばれています。バルセロナ市街区のグラシア通りに、モデルニスモ建築三巨匠のドメネク、プッチ、ガウディの建築が並んでいます。 右端にガウディが改築をデザインしたパトリョ邸、左端にドメネクがデザインのカサ・レオ・モレラ邸、両作品に挟まれてプーチの設計したアマトリエ邸が１９００年に新築されています。バルセロナ一格式の高いグラシア通りに３軒を連ねています。
モンタネール カサ・レオ・モレラ	プッチ アマトリエ邸　　ウイキペディアより	ガウディ カサ・バトリョ
Googleマップより モデルニスモの代表建築がグラシア通りに並んでいました

アントニオ・ガウディ	バルセロナ・ガウディの世界カサミラ、　カサ・パトリョ、グエル公園、　コロニア・グエル教会　 　　　　 サグラダファミリア
リュイス・ドメネク・イ・モンタネール　　　モンタネールの世界　　　　　カタルーニャ音楽堂　サン・パウ病院
リバイバル建築 　　　　　　　　　教会目次

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