ペルーの観光が終わりいよいよイグアスに行きます。 リマ発１２：１０発　　　１時間２０分遅れて１：３０発 　　　　所要時間、３時間５５分 リマで飛行機が遅れたのでイグアス到着は１９時０５分着が２０時半過ぎになりました。ホテルに着いたのはかなり遅くなりました。

ホテルはブラジル側、国立公園内に建つ唯一の５つ星のホテル、イグアス・ダス・カタラタスです。大瀑布を前に建っていました。このコースを選んだのはこのホテルに泊まるからでした。密林の中に建つには瀟洒なホテルでした。今日はブラジル側からイグアスの滝を望み、ボートで滝の真下にそしてヘリコプターで上空から滝を望みます。エキサイティングな1日になりそうです。 ホテルの前の遊歩道からはアルゼンチン側の２段に落ちる滝がまるでカーテンを引いたように見えます。何百ｍ、何ｋｍあるのでしょうか。遊歩道には幾つものビューポイントがあり、歩くにつれ滝に近づきダイナミックな滝に感動します。滝の前にせせり出た展望台ではビショ濡れになりながら、いつまでも立ち止まっていたいほどです。写真を撮りながら１時間半ほどの散策でした。とにかく凄い。それしかありません。

次はボートに乗って滝に突っ込むボート・トリップに行きます。どんなでしょうか？スリリングで身震いします。ホテルから水着に着替え上下のレインコートを着て園内バスとジープを乗り継ぎ川岸のボート乗り場へ行きます。

前の船は滝に打たれて大揺れに揺れていました。次は私達の番です。一段と大量に水が落ちてくる滝に近づいていきます。 もう写真は撮れません。タオルにくるんで撮っていたカメラをビニールの袋にしまいます。最初は静かに次に思い切って滝に近づきます。水が当たってガタンと船が揺れて、みんな「キャー、キャー」 たらいをひっくりかえした様に（古いですね）。イイエ！、浴槽をひっくり返したように大量の水が頭にかかり続けます。痛いくらいに・・・・今度は皆、下を向いて黙って耐えているよう。あまりの凄さに声が出ないのかも。めがねをかけているので直接目には入らないからとしっかり目を開けてみていました。 やっと滝から離れてホッとした途端、方向を変えて又滝へ・・・今度はみんな慣れたようで平気みたいでした。 滝から離れて帰りにつきます。「えっ！これで終わり？」正直な思いです。悪魔ののどぶえに突っ込むのではなかったの？まあ！無理ですけどね。ボートがひっくりかえってしまう。でも　もうちょっと先にまで行きたかった。 皆もそう思ったようでした。滝の偉大さに慣れた私達はもっともっとエキサイティングを求めていたようでした。

またジープとバスに乗ってホテルに帰ります。「２０分後にロビーに集合してください」ですって！「そんな無理です。早すぎます」皆言いますが、聞いて貰えません。 レインコートを着ているといっても中までビショ濡れ、それに目を開けていたから痛いし、顔を洗って目薬をささなくちゃ！それにうがいもしないとね。時計を見ながら大忙し。この旅行は急がされてばかりいます。今回も急いだのにレストランでは仕度が出来てなく時間待ちでした。

国立公園の奥に広いレストランがありました。イグアスの観光客は皆このレストランで食事をするようです。凄い混みようでした。毎日バイキングばかりで食欲はありません。特にボートに乗って急いで慌てたのでね。

バイキングなのにデザートはスイカと決まっているようでした。集合時間が迫っているのにデザートのスイカは中々来ません。窓の外をみると遠くに悪魔ののど笛のような・・・水煙が凄い これはデザートを待っていられません。観に行かなくちゃです。「デザートはいりません」と言って外に出ます。 レストランは悪魔ののど笛の横に位置しているようでした。橋が崩壊して悪魔ののど笛近くに行けなかったので是非撮りたかったのです。水辺で写真を何枚も撮ります。拡大したら滝の流れ落ちる所が少し撮れました。貴重な写真です。

夏の豪雨で壊れた橋が写っていました。橋の先は悪魔ののど笛を上から望める展望台がありました。こんなに滝の近くに造ってあったのですね。残念ながら橋が沈み込んでしまっては行かれません。

食後、園内バスを国立公園入り口で下り、公園を出たすぐ近くにヘリポートがありました。すぐ乗れるはずが又々手違いがあって２時間も待つことになります。ホテルに戻ったのは６時半過ぎ、素敵なホテルなのにゆっくりする時間はありませんでした。

滝は川に鋭くくい込んでいました。 アマゾンを流れて来たイグアス川はＵ字型に曲がった地形で行き場を失い湖の様に広がっていました。川幅の最大幅は１５００mにもなります。その大量の水が細い谷に一気に流れ落ちるのですから想像もつきません。世界一の滝になります。 下はＧｏｏｇｌｅの航空写真を印刷しました。

白い部分が滝です。何百年後は何処まで後退するでしょう。川の中央白い線はブラジルとアルゼンチンの国境線です。滝の殆どがアルゼンチン側に位置しますので、対岸のブラジル側からの方が素晴らしい眺めを見られます。 ボートにもヘリコプターにも乗ってイグアスの滝を満喫しました。夢のような１日でした。幸い私はボートもヘリコプターも窓際に乗れましたので、写真もビデオもしっかり撮れ満足でした。 でもヘリコプターは７人乗りでしたから、４人並びで真ん中になった２人は殆ど見えなかったようです。私達が手間取っている間に３、４０人の団体が前に入ってしまったので、時間が遅くなって大型のヘリコプターにしたようです。ガイドさんは「７人乗りでも運転手の後ろに３人、隣りに４人で全員窓際ですよ」と言ったのに。 １２０ドルも出して見えなくてはね！"私は写真が撮れなくては乗らない方が良い！" きついガイドさんだったから皆さん何も言えないようでした。少し見えただけで満足するはずがないでしょうね。私はその方達に申し訳なくてビデオが撮れたと言えませんでした。 ホテルに戻ったのは６時半過ぎでした。食事の時間に間に合うよう又慌てます。