今日はアルゼンチン側の滝を見て帰国になります。 予定では１２時出発なので昨日歩いた展望台にもう一度行きたいと思っていました。しかし　出発が２時間早まって１０時となったのでホテルの周りの散策にとどまりました。

どうして２時間早まったかというとアルゼンチン側の観光ですから、ブラジルを出国してアルゼンチンに入国します。観光した後、再びアルゼンチンの国境を出てブラジルの空港から発ちます。 そのアルゼンチン国境の出国審査がスムーズにいかないらしいのです。日本のツアーで出国審査に２時間も待たされて危うく飛行機に乗れなくなりそうな事態が最近２度もあったそうです。別に混んでなく暇そうなのに、飛行機に間に合わないからと言ってもこちらは関係ないといった様子で手続きをしてくれなかったといいます。 ガイドさんの話を聞いて私達もそういうことにあったら大変と早く出発する事になりました。 とにかく何があっても帰国の飛行機に間に合わなければなりませんから。 これって何？もしかして日本人（アジア人）に対する人種差別？

遊歩道はトロッコ駅から滝の上を歩くアッパー・トレイル（６５０ｍ）と滝の下を歩くロウアー・トレイル（１ｋｍ）があります。 悪魔ののど笛の歩道橋が壊れて通行止めなので観光客は皆こちらの遊歩道にきます。 ですから遊歩道散策なんて優雅なものではありません。押すな押すなの超満員でした。

先程歩いたアッパートレイルから写真を撮っていました。キラキラ光ってかき氷みたい。ロウア－・トレイルはここで引き返しました。

滝は上から見下ろすより、下から見上げた方が迫力があって見応えがあります。イグアスの滝の大半はアルゼンチン側にありますが、悪魔ののど笛を見下ろす展望台に行かれなくては、サン・マルティン島までの遊歩道を歩くだけになります。信じられないような混みようでした。

幸いアルゼンチンの国境は何事もなく通過できました。ホッとしますが、今度は時間が余ってしまいました。狭い空港で時間つぶして待ちます。これは仕方ありません。 イグアスの空港からリマへ　２０時５５分 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所要時間　　４時間１５分 　　　　　　　　　　　　　　　　　　２２時１０分着 リマからロサンゼルスへ　　０１時４０分発 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所要時間　　８時間２０分 　　　　　　　　　　　　　　　　　　０７時００分着　 ロサンゼルスから成田へ　１０時４２分発 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所用時間　　１１時間５８分 　　　　　　　　　　　　　　　　　　１５時４０分着 帰りのイグアスからリマに戻る飛行時間をすっかり忘れていました。これは大変なことでした。なんと飛行時間が２４時間半、それに待ち時間が１０時間以上でした。まる１日半以上掛かったことになります。ですから南米は行くだけで大変なんです。 帰国後アメリカで人種差別撤廃のデモが各地で行われ大きく報道されていました。南米でもアジア人に対する偏見があるそうです。この旅行で何回かそのようなことに出会い知りました。 マチュピチュの切符購入で後回しにされたこと、アルゼンチン国境の審査、リマ空港の事、何で？どうして？が多い旅行でした。 人種差別的な扱いがあろうとなかろうと、とにかく南米は素晴らしい。インカ帝国の歴史を聞くと人間の強欲さを知らされて悲しくなりますが、インカの足跡は本で読んだりテレビで見るよりも、実際に自身の目で確かめるのが一番です。 アマゾンの密林を流れてきたイグアス川は行き止まってしまいます。行き場を失った水は湖の様に広がっていました。その大量の水が狭い谷に一気に流れ落ちるのです。その様子はまるで行き先を探し当てた生き物が我先にと飛び込むのに似ていました。きっと悪魔が折り重なって奈落の底に落ちていくように思われて「悪魔ののど笛」と命名したのでしょうか。気が遠くなりそうです。悪魔ののど笛の近くには行けなくてほどほど残念でしたが・・・・ 遠い遠い地球の裏側、行くのは無理と諦めていた国・・・、海外旅行はもうじき終わりと思ったとき、行こうと決心したのです。思い切って行って良かったと思います。もう行ってしまったのですから・・・・行ったことさえ夢のよう・・・。 無事帰国できた事を感謝して。 参考 地球の歩き方 現地で購入した リマ、ナスカ、クスコ、マチュピチュ ペルーとマチュピチュへの誘い