ロマンチック街道 ドイツで最も人気があり、有名な観光ルートです。 ロマンチック街道は南ドイツ中央部のヴュルツブルクとアルプス山麓のフッセンを縦に結ぶ３６６ｋｍの街道です。 街道沿いにはヴュルツブルのレジデンス、ローテンブルクなどの中世都市、ロマンティック街道の中心、アウグスブルクそしてノイシュヴァンシュタイン城などの美しい城と観光の見所が集約されている最も人気のある街道です。 ローテンブルクは古城街道と交差しています。 今日はロマンチック街道の出発点、ヴュルツブルクに行きます。 ヴゥルツブルク レジデンス宮殿 「ヨーロッパで最も美しい司教館」とナポレオンが言ったレジデンス宮殿を見学しました。 写真禁止なので多くはお見せできまないのが残念でたまりませんが、購入したロマンチック街道のガイドブックから２，３載せました。 豪華絢爛という言葉では言いつくせないドイツ・バロックの傑作でした。１８世紀の芸術の粋を集め当時ヨーロッパの最高レベルの装飾が施されたといいます。 「皇帝の間」や「鏡の間」は優美なロココ調であらゆる限りの装飾で埋め尽くされていました。 この宮殿で神聖ローマ帝国の帝国議会が何度も開催されました。１２世紀ヴュルツブルクで開催された帝国議会でこの街の司教は「司教領主」となりました。ヴュルツブルクの市民階級は司教領主の支配から逃れ、帝国直轄領にするために数世代にわたって争いましたが結局は権力を持つ司教に破れたといいます。

宮殿のポスターから

外観はごく普通のレジデンスです。 お客様は馬車で来ますので外観は特別でなくても良かったとか・・・
「階段の間」 写真３枚は「ロマンチック街道」の ガイドブックより	お客様を乗せた６頭だての馬車は宮殿内の玄関ホールに入って階段の下でとまりました。 お客様が馬車を降りて初めて見るのが「階段の間」でした。 そこで支柱のない幅広い階段と、天井に描かれた世界最大といわれるフレスコ画を目にします。それはお客様を圧倒させるのに十分な演出でした。 領主は姿勢をまっすぐのばして優雅にお客様を迎えられるよう階段の段差を低く工夫しました。もちろん着飾った紳士、淑女も足下を見ずに優雅に階段を上れたのです。 もちろん、私たちも優雅に・・・ 因みに玄関ホールは宮殿内とは大違いにさっぱり質素でした。つまりお客様は階段に目を取られ玄関ホールは見ないからということでした。
「宮廷教会」 必要以上の装飾といわれているほど豪華絢爛 市民の結婚式場として土曜日は２０組が挙式するそうです	「鏡の間」 ロココ調で余りの豪華な装飾で 息を呑むほどでした
フランケン地方の女神フランコニアの像

庭園に入ります
	とても広く花や樹木の美しい庭園でした。

マリーエンブルク要塞 旧市街の何処からもマイン川を隔てた高台に建つ軍事要塞がみえます。 ＢＣ１０００年頃、すでにケルト人が住んでいた時代には要塞となっていたといいます。民族大移動時代以後、フランク人がこの地域に定住をし、６５０年頃からフランク王国の侯領となりました。１２００年頃、本格的な要塞が建設され、何度も造り直されてきました。マリーエンベルク要塞は１８世紀ヴルツブルクュのレジデンスが建てられるまで司教の居館でした。
旧マイン橋から望む様子は中世を感じさせます。
鳥瞰図 　Googleマップより �@〜�Cまでの数字は門、�Dは領主の庭園です
�@バスを降りて城壁内に入ります	�A通路歩いて２つめの門をくぐります
�Bつめの門です	広い広場にでました。また門があります
�Cシェーレンベルク門を通ると 城の内庭に入ります	門の上の彫刻はいかにも歴史を感じます 要塞は多くの門があり、 ３つの塔に囲まれています
塔の間から素敵な教会がのぞめました。 ケペレ巡礼教会です	ここまで４つ目の門を通り やっと要塞の内庭に入りました 正面に見える丸い可愛らしい建物はなあに？
内庭にはマリエン教会と中に井戸のある八角形の建物、そして１２００年頃に建設された丸い主塔がありました。ただの塔に見えたので写真は撮りませんでしたが、如何にも古く、塔の下部は苔むしていました。
７０６年に建設されたドイツで最古の建物の 一つ、聖母マリエン教会。横の四角い塔は領主の館	教会内部
八角形の井戸のある建物	深さ１０４ｍだそうです
城の横を行くと	�D領主の庭園に出ました
庭園からのマイン川と旧市街の眺め 旧マイン橋の右側に建つ塔は市庁舎

街歩き　 要塞から下りてマイン川にかかる旧マイン橋を渡ります。プラハのカレル橋のように両側に聖人像が立ち並んでいました。マイン川が源流からライン川へと流れる込む中間地点だそうです。マイン橋を渡ると市庁舎広場そして突き当たりに２本の塔を持つ教会が建っています。通りに面した市庁舎はドイツ最古のものに数えられるといいます。
旧マイン橋	聖人象が沢山建てられていました
マルクト広場　市庁舎は左	ファルケンハウス １３７７年〜１４８０年に掛けて建築された 漆喰飾りが美しい。
カルメリテン教会	堅固な市庁舎
レストラン・ヴュルツブルク・ラートケラー 今日に昼食は市庁舎のレストランでした。 ステンドグラスに飾られ、フレスコ画の壁画が描かれた 趣のある雰囲気の素敵なレストランでした。 フランケンワインの産地ですからワインとともに。 まろやか・・

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