オールド・ハバナ

６日目　　オールドハバナ　コヒマルオールドハバナ
ハバナはスペイン・コロニアルの情緒を残す旧市街と椰子の並木と高層ビルの新市街があります。オールドハバナと呼ばれる旧市街は１９世紀やそれ以前の黄金時代に財力をつぎ込んで建てられた見事な建造物が多く残されています。街中が博物館の様ともいわれる程です。

自転車タクシー？	かわいい黄色の豆タクシー
カピトリオ
何処かで見たことがある建物、それもそのはずアメリカ合衆国の国会議事堂をモデルにして１９２９年に建築された、かつての国会議事堂です。１９５９年のキューバ革命まで、国会議事堂として使われていました。とても瀟洒な内装だそうです。床には２４カラットのダイヤモンドが埋め込まれていて、その場所がキューバの道路の基点ゼロ地点になっています。

カピトリオの隣りにガルシア･ロルカ劇場。キューバ･バレエの本拠地です。	小さな車が走っているかと思うと大きなアメ車が・・・
カテドラル（サン・クリストバール大聖堂）昨晩散策した大聖堂に再び来ました。１５５５年に創建。その後１７０４年にバロック様式で再建されました。キューバにおけるカトリックの総本山として、人々の信仰を集めています。
	重厚な聖堂内

大聖堂前の広場はコロニアルな雰囲気満載です

モロ要塞　　　　ブンタ要塞
１６世紀スペイン統治時代にカリブ海にはイギリス政府が雇った海賊がいたそうです。スペイン政府は海賊の対策としてハバナ湾を挟むようにモロ要塞とブンタ要塞を築き、海賊船に十字砲火を浴びせて防ぎました。１７６２年にはイギリス軍がここを襲撃、１年にわたって立て籠もりましたがハバナはイギリス領となります。１年後にスペインはフロリダと引き換えにハバナを取り戻したそうです。
ブンタ要塞
７３３ｍの地下通路を通るとすぐモロ要塞に出ます	モロ要塞は城壁の高さ２０ｍもあるそうです。
礼拝堂もありました	現在は灯台の役目も果たしているそうです
モロ要塞から望むハバナの町並みは素晴らしい
手前のブンタ要塞と、運河を隔てて向こうがモロ要塞

アーネスト・ヘミングウェイ-(１８９９年７月２１日～１９６１年７月２日）

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイはアメリカ合衆国シカゴでうまれた小説家、詩人です。

独特で、シンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、２０世紀の文学界に多くの影響を与えました。
スペイン内戦にもかかわり、その経験を元に『武器よさらば』などの小説を書いています。１９５４年、『老人と海』で、ノーベル文学賞を受賞しました。

ヘミングウェイは１９４０年から２０年間、人生の３分の１をキューバで暮らしました。家を持つまでハバナの「ホテル・アンボス・ムンドス」を定宿として「誰がために鐘は鳴る」を執筆したといいます。
その後ハバナ郊外のフィンカ・ビビア邸を購入し、移り住みました。
１９６１年７月２日にショットガンで自殺したとされています。
ヘミングウェイの足跡を訪ねてオールド・ハバナを散策します。

オールド・ハバナのヘミングウェイが定宿とした「ホテル・アンボス・ムンドス」、お酒が好きで良く通ったというバー「ボデギータ・デル・メディオ」に立ち寄りました。観光客でとても賑わってお店の外も店内も満員でした。

キューバにて
（１９５０年）

ヘミングウェイ博物館（ラ・ビヒア邸）
ハバナから南東へ約１０ｋｍ、サンフランシスコ・デ・パウラの丘の上に建つ文豪ヘミングウェイの旧邸宅が現在「ヘミングウェイ博物館」になっていますので訪れました。建物の中には入れません。窓から覗くだけですが、当時の暮らしぶりを見ることができました。
玄関は観光客でいっぱい	外から窓越しに覗くだけです

沢山の蔵書	ヘミングウェイが使用したタイプライター
ダイニングには動物の頭部の剥製	釣りが趣味のヘミングウェイが愛用した「ピラール号」
船の前には飼い猫や犬のお墓が並んでいました。もの凄く沢山のペットを飼っていたそうです。	帰りには誰もいませんでした

次はヘミングウェイが趣味の釣りに出かけた漁村コヒマルへ行きます。ヘミングウェイが通ったレストラン「la Terraza de Cojimar」に寄ります。青い太陽と澄み切った海に魅了されたヘミングウェイは、自分の船を持ち、毎日のようにコヒマルで釣りをしていました。ノーベル賞を受賞した「老人と海」はここコヒマルで執筆したといいます。
レストラン「la Terraza de Cojimar」	眺めの良い角のテーブルが彼の特等席でした

レストランにはカストロ議長とのツーショットの写真や釣りをしている写真など貴重な写真が飾られていました
真っ青な海と空素晴らしい景色でした	美しい自然に浸りながら構想を練っていたのでしょうか
半島の突端に１７世紀の要塞がありました。	美しい海の見晴らしのよい場所に柱に囲まれた円形の台座の上にヘミングウェイの胸像がありました。愛したコヒマルの海を静かに見つめていましたヘミングウェイが自殺した後、地元の漁師達が自分のボートのスクリューなどの材料を出し合って彫刻家に作ってもらったといいます。皆さんに愛されていたのですね。

昼食は　「　ＥＩ　Ａｊｉａｃｏ　」
レストラン	壁には訪れた人のサインがいっぱい
トルティーヤ（トマトなど３種類を挟んで）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アヒアコ・スープ
ご飯　　　　　　　　　　　　黒米のスープ　　　キャッサバ　　　　　　　　コーヒー

旧市街を一周散策してホテルに戻ります。夕食のレストランまでクラシックのアメ車でハバナの街を１時間のドライブします。時折一斉にクラクションを鳴らして１０台近くのアメ車を連ねて走る様子はキュウバの街を圧倒したかも・・・・

一応タクシーなのですね	私も乗ります
さあ！クラシックカーを連ねて出発です	クラクションを鳴らして走る様子は圧巻です。ワクワクします。
客船が停泊していました
コロニアルの旧市街を走って	旧国会議事堂
再びホテルを見て
路地に入ってレストランに到着です	素敵なレストラン「San Cristbal」
壁に画が描かれ	沢山の画や時計が飾られていました
タパス各種	３種よりチョイス　ラムのワイン煮込み
デザートはプリン　コーヒー　素敵なポット	ホテルに戻ると又アメ車が次のお客を待っていました
盛り沢山の１日でした

定宿「ホテル・アンボス・ムンドス」	コロニアルな旧市街エンペドラード通り
ヘミングウェイが通ったバー「ボデギータ・デル・メディオ」	超満員でした。