イビサ島から飛行機移動でバレンシアに行きスペイン３大祭りの一つバレンシアの火祭りを観光します。 ９時４５分　　イビサ島　ロイヤルプラザホテルを出発 １２時２０分　　イベリア航空子会社エア・ノストラムに搭乗 機内サービスは有料でした。誰も頼みません。北スペインからマドリッドへの機内でも有料でした。スペインの国内線は何処も有料なのでしょうか？ １２時５５分　　バレンシア航空に到着

１３時２２分空港からバスにて出発します。時間的にまずレストランに向かいます。店内にはバレンシアの焼き物やタイルが飾られていました。厨房から炊きあがったパエリアの大きなフライパンを見せてくれました。これを人数分に分けるそうです。

昼食後バスで市内へ移動します。 まだ郊外ですが車窓から華やかに着飾った人々のパレード、献花行列が見られました。市内に入ってセラーノス門を抜け徒歩で旧市街に向かいます。爆竹の凄い音があちこちから聞こえ、人人人でいっぱいです。人混みの中を掻き分けながら進みます。

トゥリア川の跡地に建設された近未来公園には科学教育と芸術のための施設が建っていました。名前通りの驚く様な明るい 未来の建物を想像させます。１つ１つの建物が水に映り半円形のシアターは球体のように見えていました。 トゥリア川は何度も氾濫を起こし１９５７年にはついに死者が出てしまいました。そこで流路を変え、川の跡地を緑地帯にし、公園にしたといいます。それはまさに未来都市そのものでした。１９９６年７月に建設が始まり、１９９８年に「レミスフェリック」が開館し、２００５年にソフィア王妃芸術宮殿が一般に公開されました。

ヨーロッパ最大の水族館で１０万平方ｍの敷地に５００種以上の大小の海洋生物がいるそうです。

バレンシアの歴史ある旧市街を見てきたのでこんなに明るい近代的は建物群があるのが不思議に思います。 外部から眺めたのですが、これは何？の 連続でした。まさに近未来都市、空想映画の中にいるようでワクワクします。 広大な敷地があるのに驚きますが、上手に利用して素晴らしい公園を作ったことに感心します

火祭り博物館は元監獄だった建物を１９９１年に改装したといいます。火祭りのクレマで燃やされる張り子人形の市民投票で１位に選ばれたものの１部が博物館に保存されているそうです。１９３４年から２０１６年の１位が保存されていました。

１９７５年、昭和５０年にはフランコ独裁時代が終わって庶民達も安堵したのでしょう。人形の表情も穏やかになっています。年々サイズが大きくなり、衣装などの色使いも豊富になって表情豊かになっていきます。２０００年過ぎると現代の人形と変わりありません。

昨年２０１６年は２体展示していました。 火祭り人形の１位と聞いていたので、日本の山車のように大きな張り子人形が飾られていると思いましたが、その中の１部だけでした。大きいのを想像していたので残念でしたが随分昔のも飾られてスペインの歴史が感じられました。

この大聖堂の聖杯礼拝堂には貴重な宝物が祀られています。何とイエスキリストが弟子たちと最後の晩餐の際に使用した聖遺物、聖杯と伝えられています。直径９ｃｍ高さ１７ｃｍのカップで暗赤色のメノウでできた器で考古学的にはローマ時代のものと証明されているそうです。

この聖杯はイエスの弟子、聖ペトロがローマに持って行き、キリスト教迫害の時代に聖杯を守るためにスペイン内を転々としてピレネーに送られ、１５世紀頃にバレンシアの大聖堂に持ち込まれたと伝えられています。

ラ・ロンハ（商品取引所）

１５～１６世紀に建てられた商品取引所で、主な取引物はシルクだったそうです。品物をここに運んだのではなく、紙面上での契約のやりとりという、スペイン初の銀行の機能もあったそうです。