マドリッド市内観光

プエルタ・デル・ソル

「太陽の門」の広場でマドリッド旧市街で繁華街中の繁華街、街の中心といわれています。スペイン史上大きな事件の舞台となってきた所です。

マドリッドのシンボル、
山桃を食べているクマの像
木にしっかりつかまって食べている
しぐさが可愛い

０ｋｍ地点のプレート

プエルタ・デル・ソルは各地方へ向かう国道の起点となる０ｋｍ地点を示すプレートがあります。
スペイン道路網の距離計算の起点です。
しかし、このプレートは反暴力・反戦の多くの集会や抗議デモが集まる象徴になっているそうです。
今日も若い人達のデモが道いっぱいに広がってプレートに近づくことが出来ませんでした。仕事を与えろというプラカードを掲げビックリするような人数でのデモでした。

０地点を示すプレート
日本橋にある日本国道路元標の
ようなのですね。

ウインドウショッピングしながら歩きます

漫画のだまし絵です

ここはお肉屋さん？

バルのようです
１時４０分、昼食時で混んでいます

ケーキ屋さんも軒並み

スミレの砂糖菓子　　　　　スペイン人は甘い物が大好きですって　　　　　　　　　　　　　

ビリャ広場

ミゲル市場の先にひっそりとした佇まいの小さな広場があります。旧市街の中でもとりわけ美しい魅力的な一角だそうです。この広場を囲んで旧市庁舎の他１５，６世紀の建物が３方を取り囲んでいます。

旧市庁舎

アルムデナ大聖堂

マヨール広場、ミゲル市場と観光しながらマヨール通りを行くとアルムデナ大聖堂に行き当たります。マドリッドの守護聖人「アルムデナの聖母」に捧げる大聖堂の外観はとても新しくきれいでした。
それもそのはずアルムデナ大聖堂の建築計画は１６世紀に始まったもののスペイン内戦などで１９５０年まで着工しなかったそうです。しかも１９９３年にローマ教皇ヨハネ・パウロ２世によって献堂式が行われたといいます。つい最近のことです。今まで見てきた中世の大聖堂とは違うわけです。

ゴシック・リバイバル建築（１８～１９世紀にかけて興ったゴシック建築の復興運動。ネオ・ゴシック建築）の内装はユニークな現代風で、現代芸術家による礼拝堂と像は歴史的復古作品からポップアート装飾まで多岐にわたる様式が採用されているそうです。ネオ・ロマネスク様式の地下聖堂は、１６世紀のイメージで建てられました。

　　　　　大聖堂の全景　　　　　　　　ウイキペディアより
左が王宮側、地下礼拝堂は右、後陣の下から入りました。

アルムデナのマリア様

イスラム教徒に征服される以前、人々は木製のマリア像を信仰していました。

イスラム教徒が攻め込んできた時にキリスト教徒たちはこのマリア様像と、２本の蝋燭に火を灯して城壁の中に隠したそうです。

レコンキスタでアルフォンソ６世が再びマドリードを奪還すると、隠されたマリア像を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。
アルフォンソ６世の行列が大聖堂の後陣あたりを通ると城壁（アルムデナ）の一部が崩れ、中からマリア像が見付かったといいます。それでマドリッドでは聖母マリアをアルムデナのマリア様というそうです。

因みに隠された時に灯された２本の蝋燭の火は灯ったままだったそうです。４００年近く隠されていたのですが・・・

地下礼拝堂

マヨール広場から真っ直ぐ聖堂前の道を横切って大聖堂の左側にそって歩きます。かなりの下り坂ですから地下礼拝堂の入り口は階段を上がります。入り口の向かい側にあったイスラムの城壁が崩れて聖母子像が見つかったそうです。

大聖堂が見えてきました。想像してたのと違う新しい聖堂です。

　　　　　　　　
地下なのにクリプト（地下礼拝堂）は階段を上がります。

入り口の幅だけでも階段の段数が違います。大聖堂は狭い高台に建てられ坂の途中に建てられたようです。入り口の上には聖堂の後陣が見え、後陣の真下に地下礼拝堂が建てられました。

クリプトは死者を安置するための石室、納骨所として用いられることが多いですが、ここの地下礼拝堂は違います。重厚な柱が並び側廊には個人の礼拝堂が造られていて、ステンドグラスが美しく地上の聖堂と同じように感じました。

　　
　　
クリプトのポスターが聖堂の外壁に貼ってありました。地下礼拝堂祭壇　　　　　　　　　　　　

暗いので遠くからは見えませんでしたが近寄るとポスターと同じ
マリア様昇天図でした。柵があって下まで見られませんでした。

側廊には礼拝堂が並んでいます　　　

　　
聖堂が新しいので柱頭の彫刻はとてもきれい
摩滅している中世の柱頭も最初は
この様にきれいだったのですね。

大聖堂

地下礼拝堂を出て坂を上り、戻ります。横から聖堂内に入ります。

アルフォンソ７世の祈念碑

中央祭壇

中央祭壇前には左右に階段があり、観光客は「聖母アルムデナ」像の近くまで行かれます。祭壇衝立にはマリア様の物語が描かれています。右の階段を上がって聖母像と対面します。

階段の下にアルフォンソ７世の祈念碑がありました。テーブルが置いてありましたがお墓でしょうか？

夢のような出来事ですが、近くで見ると感激します。

聖堂を出てぐるりと回りファサードに出ます。王宮と大聖堂とは向かい合っていました。

　　
　　　　　　　　　　大聖堂　正面　　　逆光で暗いです

王宮のアルマス広場から撮ります。

王宮

マドリード王宮はオリエンテ宮とも呼ばれるスペイン王の王宮です。実際には国王や王族は住んでいないそうですが現在は国の行事に使用されています。フェリペ５世は１７３４年焼失したハプスブルク王家の宮殿跡にフランス・イタリア風の王宮建設を命じました。３０年後カルロス３世の時代に完成しました。
広大な宮殿内は、ベラスケス、カラヴァッジオ、ゴヤといった作品など、王家の収集品が贅沢に飾られています。
王宮のアルマス広場を囲むように建ち展望台から森のような庭が見えました。

アルマス広場に面した王宮
	広場の西側には展望台があります
西側の展望台から望んだ景色　深い森のような庭が望めます。王宮は自然の中に埋まっているようです。

王宮の東側にあたるオリエンテ広場からの写真です。
フェリペ４世の騎馬像　　　馬が２本足で立つ初めての像だそうです。
王宮内を見学します中央階段
天井画
写真撮影はここまでです。	ホールや中央階段は撮れましたが、宮殿内部は撮影禁止でした。中央階段を上り部屋に入ります。白い御影石でできた王宮は２８００もの部屋があり、まさに豪華絢爛でした。ここからは写真禁止ですので、主な部屋をガイドブックをスキャナーして載せました。

王座の間　　ベルサイユ宮殿の鏡の間をまねて造られたそうです。
控えの間も豪華です	控えの間にはゴヤの画。カルロス４世と王妃マリア・ルイサの肖像画がかかってあります
カルロス３世のガスパリーニの間