第７次十字軍遠征に出たフランスの守護聖人ルイ９世（第７回十字軍を指揮したフランス国王ルイ９世）に捧げた教会です。１５１８年に着工しましたが、財政困難のため、８１年後の１５８９年に完成しました。多くのフランス人が埋葬されて、フランスの国民教会になっています。

コンタレッリ礼拝堂

この教会で真っ先に見るのはコンタレッリ礼拝堂にある一連の絵、カラヴァッジョの聖マタイの連作画、「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」の３枚です。 ここもコインを入れて灯りを付けなければ真っ暗です。コインを入れるとパッと灯りがついて良く観えます。何分ぐらい明るいのでしょうね。すぐ暗くなってしまいます。コインを入れたり観たりして忙しいです。 礼拝堂の前に「ＮＯ、ＰＨＯＴ］と書かれていました。ここも写真禁止とガッカリしていたら、周りの人はパチパチと撮っています。 これはと私も急いで撮してしまいました。灯りがついても暗いのでハッキリ撮れていませんが、取りあえず・・・よかった・・・下の３枚は撮した写真ですが、拡大した画はウイキペディアから拝借しました。

「聖マタイの召命」 イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」といわれた。彼は立ち上がってイエスに従った。 （マタイによる福音書９章９節）

これが聖書に書かれたマタイの召命です。 描かれた人物の誰がマタイなのかハッキリしないようですが、たぶん左端のうつむいてコインを勘定している人だろうといわれています。窓から差し込む光が人物の顔を照らし浮き上がらせています。カラバッチョの画は光と影のすばらしいコントラストが特徴です。